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Rockaku+SCHEMAが引率する(今年はAR三兄弟はお休み)秋の恒例行事「ねじ山」に参加してきました。
みんなで山に登って山の上でビールをのむ大人の遠足です。

ビールをのむことが目的なので、目指すのは頂上ではなく、
高尾山の標高500mのところにある夏季限定のビアガーデン「高尾山ビアマウント」。
ケーブルカーやリフトを使って行くこともできますが、汗をかいて登ってからのむビールだからおいしいのです(キリッ

といっても、過去2回参加しているわたしですが、ちゃんと登山から参加するのは今回が初めて。
1回目は3次会のカラオケだけ参加、2回目はケーブルカーで登ってビアマウントからの参加でした。
ようやく、汗をかいた後の本当においしいビールがのめる!

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ということで、朝10:30に京王線の高尾山口駅集合。
みんな1時間以上かけてはるばる都心の方からやってくるわけですが(愛知県から参加した人もいましたが)
地元民のわたしは約20分で到着。近い。
こどもの頃から遠足で飽きるほど登っています。

わたしにとっては、高尾山=特になにもない地元の山というイメージしかないのですが、
2007年から、ミシュランが発行する日本観光ガイドで三ツ星の観光名所に認定されてからは、
観光スポットとしてかなり盛り上がっている様子。
最近は落ち着いたようですが、それでも登山客の多さは世界一らしい。

今回の「ねじ山」参加者は約30名。
名前の由来であり開会式のスピーチ担当の佐藤ねじくんも今回は事情により参加できず、
開会式のスピーチはRockaku森田さんが行いました。

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登山開始。

初心者向けの1号路で山頂まで3.8km。
ビアマウントまでは1時間もかからない距離なのですが、坂道が急斜面なので、実はけっこうきつい。

最初はみんなでおしゃべりしながら登っていたのが、
だんだん息が荒くなり、最後は無口に…。

汗だくになりながら登りました。

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標高500mの景色。

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ケーブルカーとリフトの終着地点には茶屋や売店がたくさんあり、
ほとんどの人がここで一旦休憩をしていきます。

わたしたちも、ビアマウント開店時間より2時間以上も前に到着してしまったため、
しばらく休憩&自由時間。

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高尾山名物「天狗焼」。中身は大粒の黒豆あん。
行列ができるだけあって、かなりおいしい。

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お団子もおいしそうでした。

まだまだ時間があるので、更に上に登ってパワースポット巡りをします。

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まずは水屋で手を洗ってお清め。

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行列が出来ていたのは「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」という、
石の輪をくぐりながら願い事をすると願いがかなうというパワースポット(肝心の輪が写っていませんが)。
こんなの見たことないぞ…と思ったら、2010年につくられたものでした。
ミシュランガイドに載ってから便乗してつくったであろう後付け感が満載です。

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天狗の神様がいる薬王院の本堂へ。
高尾山には天狗に関する伝説がたくさんあり、天狗の住む山といわれているため、
ところどころに天狗の像が祀られています。

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お賽銭をして本堂を参拝。大きな天狗の面が迫力満点です。
そして、ドーンと目にとびこんでくる「世界平和」というわかりやすい文字。
ものすごい違和感を感じるのはわたしだけでしょうか。

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お金を洗うと金運と商売繁昌の御守になるという浄水。硬貨だけじゃなくてお札も洗えます。
お守り袋に入れたり財布に入れて持ち歩くか、資本金として使ってしまっても良いらしい。

ここから頂上までは20分くらいの距離だったので、頂上まで登ってしまおうかと思ったんですが、
「ビアマウントが1時間前からすでに大行列」という情報を聞き、戻って並ぶことに。

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すでに200人ほど並んでいましたが、ビアマウントの収容人数が600人なので、焦らなくても大丈夫だったようです。
ただ、受付で時間がかかるので、はやく入って良い席を取りたい!という場合は2時間前に並ばないときついかもしれない。
先に引率係の森田さんたちが先頭の方に並んでいていてくれたおかげで、オープンと同時に入場できました。

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\カンパーイ/

汗をかいた後に山の空気を吸いながらのむビール、最強です。


2時間のみ放題食べ放題で男性 3500円/女性3300円。
ビールの種類が豊富で(ビール以外も豊富)、国内メーカーはもちろん
ハートランド、ハイネケン、レーベンブロイなどもあり、ビール好きにはたまらない。
ねじ山チームでは一番搾りのフローズン生が人気でした。

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食べ物やデザートも種類豊富。屋台風おつまみから、和食、中華、イタリアン、エスニックなどいろいろあります。
味もそこそこおいしい。

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なにげにおいしかったのはニョッキ。揚げ物は冷めていたので残念。
人気メニューは自家製麺でつくる高尾山オリジナルの焼きそばとラーメンだそうです。

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おなじみの人もはじめましての人も関係なく、気付いたら仲良くなっているのが「ねじ山」。

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参加者は、発起人が開発ユニット+コピーライター事務所+Webクリエイティブチームということで、
広告業界やWeb業界の人、クリエイターが多いのですが、更にその家族やともだちにも広がってユニークな集まりになっています。

ここでの出会いがきっかけで仕事が生まれたり、カップルや夫婦が生まれたり、
人と人との深いつながりをつくってくれるのも「ねじ山」。

でも、いわゆるビジネス交流会とか婚活イベントみたいなものとは違って、
「山に登る」というめんどくさい過程をたのしめる\ヤッホー/な人しか集まらないため、
いやしさがないというか、ものすごく健全。

ビジネス的なつながりを求めて参加する人もいると思いますが
名刺をもらっても相手の顔が思い出せないような関係ではなく、立場も肩書きも関係なく、
一緒に山に登ってビールをのんだ仲間として、良い化学反応が生まれるんだと思います。

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デザートは、自分でつくれるわたあめが人気でした。うれしそうなRockakuまるやまさん。

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2時間はあっという間。そして、これから下山が待っています。

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下山を考慮せずにお酒をのみ過ぎた人は、ケーブルカーかリフト推奨。
ただし、順番待ちが長いので歩いたほうが早いです。
今回はベロンベロンになった人はいなかったので、全員徒歩での下山。

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上りより下りの方が足に負担がかかるので、気を抜くと危ない。
顔に疲れが出てきていますが、ケガ人がでることもなく、全員無事に下山できました。

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下山後の集合場所に現れた天狗2匹。

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最後にケーブルカー乗り場の前で記念撮影。
途中で帰った人もいるので人数が少なくなっています。

本来ならこの後、近くにある健康ランド「高尾の湯ふろッぴィ」でお風呂に入って、宴会場で二次会がはじまるのですが、
この日は、「ねじ山」の発起人であるAR三兄弟の川田十夢が出演する情熱大陸の放送日!
ということで、みんな放送時間までに帰宅するために、今回はお風呂は中止になりました。

わたしはこのまま帰りましたが、この後、三次会として予定されていたカラオケに行った人たちは、
ねじ山がきっかけで結婚した夫婦による歌謡ショーなどで盛り上がっていたようです。

5年目の「ねじ山」。今年は運営側もいろいろあって大変だったみたいですが、
来年もきっと(引率係のおじさんたちの体力が果てるまで)つづくことでしょう。

思えば、ねじ山発足会議を仕事をしながら横で聞いていた(当時間借りしていたオフィスで発足会議が行われていた)わたしですが、
あれから5年も過ぎたのかと思うと、いろいろと感慨深い。
来年もまた、登山から参加したいです。


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おまけ:ねじ山関係者は全員見守っていたであろう情熱大陸。
「ねじ山」は、Rockakuさんと佐藤ねじくんの出会いがこの人の頭の中で科学反応を起こして生まれた拡張現実なんだと思っています。


高尾山ビアマウント(高尾山公式サイト)
※2013年ビアマウントの営業期間は10月6日まで